失敗しに行こうそうしよう

失敗しに行こうそうしよう

こんにちは、空間デザイナーのナカザワフミです。

これを読んでいただいてる方は『失敗した経験は?』と聞かれてパッと話せることがありますか?

私は『失敗=怖い、叱られる』などのネガティブなイメージが先行して頭に入ってくるため、今までなかなか失敗体験をできていなかったな、なんだかもったいないことをしていたなと感じることが最近多々あります。

自分の思い出の中をあちらこちらと探し回れば小さな失敗ぐらいなら引っ張り出しては来れる。けれども、そこまでしないと思い出せないぐらいの経験しかないということは、とても小さなレベルアップしかして来れなかったんだなと。

昔ハマったRPGゲームでさえ、可能な限りのレベル上げとその時点での最強装備&回復アイテムをパンパンに揃えた状態でボスに挑むタイプでした。NPC相手の非現実な場ですらそんな臆病な動きしかして来なかった私が、現実世界でアクセル全開で失敗しまくれるはずが無かろう。

小さな経験もチリも積もればで大きな経験となることもわかるので蔑ろにしているわけでは無いけれど、如何せん経験値がたまったなと自分自身が実感出来るまでに時間がかかるもので。
そんな私が知らず知らずのうちに貯めることが出来ていた経験値を感じてくれた周囲の人たちから『すごいね!』と言ってもらえることはとても嬉しいけれど、自分の中で『すごい…こ…と…?』と、実感出来る瞬間があまり多くは無かったんですよね。でも褒めてくれることは嬉しいんですよ(大事なことなので再掲しときます)。

褒められて素直に嬉しいと感じられるようになったのもここ最近のことのような気がします。
たぶん私自身が周りを信用しきれていなかったという中二病的心理が働いてのことではあると、今更ながら思えて恥ずかしくなるぐらいには大人になれました。そんな感じで周囲の人のやさしさに支えられて生きています。こんな私でも関わりを持ってくれている方々ありがとうございます。そういうことを定期的に心の中では思っているけれど、鬱陶しくない程度に表にも出していこうとは思っていますありがとうございます。

話が逸れましたが、そういう風に思えるようになれたからには率先して失敗しにいきたいなと。
『失敗しにいきたい』と言うとオイオイと身構えられちゃいそうですが、要するに『失敗を恐れてチャレンジすることを忘れないようにしたい』ということ。そうやって考えると前向きな気持ちで行動し続けられそうなそんな気がして、私には合っている気がしています。

そうは言っても信頼して依頼してくれている仕事では大きな失敗は許されません。中にはすごく親身に、広く大きな心で接してくれるクライアントさんもいるけれど、いま目の前にいてくれるその方が明日もそこにいてくれるかどうかの保証は無い。それはフリーランスとか会社員だとか友達だからとか家族だからは関係なく、人と関わる生活をしてる限りはどんな状況でも同じことと思います。

そんなわけで仕事ではすることを憚られる失敗を伴いそうなチャレンジをどこでしようかと考えた結果、まずは下記の場所でしてみることに私はしました。

①習いごと
②自主制作(このブログや突然つくりたくなるmyグッズなど)

上記はどちらも『失敗しても自分のHPとMPと所持金が削られるだけの場所』なので、深い傷を追っても回復は早いはず。たぶん何度か寝たらかさぶたレベルには復活できてるはず。
私にとって寝ても覚めても覚えてる最上位の悔しいことは『自分以外の誰かに迷惑をかけること』と『その迷惑の責任を自分で取れない状況』なので、身銭と自分の時間を使って失敗経験を買いに行こうと思えることがようやく出来るようになってきました(遅い)。

もちろん、その失敗経験をしに行った先でも関わる人はいます。でもそこはタイムイズマネー、お金と時間を等価交換してるので、申し訳ない気持ちに襲われることも少なく過ごせることがわかりました。

特に習いごとの時間!いまはデッサン教室に通っているのですが、自分と向き合う状況を強制的にそこで作れるようになれてきたので、絵のレベルアップ(は思うようには進んでいないけど笑)と共に気持ちの整理もすることができ、最近の私の大切にしたい時間のひとつになっています。
骸骨が尋常じゃないぐらい描けなくて落胆度合いが半端なく、現在は失敗真っ最中だけど、いつかサラサラ描けるようになります、絶対。

『失敗すること』を目的とするならば、『いまの自分にはちょっと難しいかも…?』と感じたことでないと得られる経験値は少ないです。やってみて『意外と出来ることだった』となる場合もあるけれど、それもやってみないことには気付けないし、もしそうだったらやめれば良いだけなのでとにかく実際に体験してみること。これ大事。

部屋で一人黙々と己との戦いを繰り広げられる人に憧れはあるけれど、それではネガティブな考えが増長する負のループから抜け出せない性質だということをようやく理解し、受け入れられるようにはなってきたので、『申し訳ない気持ちを感じ過ぎずに周囲の人と関われる方法』を選択しながら、失敗を経験に変えて行けたらと。

時間は勝手に湧いてくる魔法のアイテムでは無いので、平等に与えられている24時間を何に使って何を得るか、漠然と動くだけでなく振り返ることも交えながら、自分にとってプラスになる失敗体験をこれからもし続けていきたいです。

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