デザイナーとして生き続けるために考えていること

デザイナーとして生き続けるために考えていること

こんにちは、空間デザイナーのナカザワフミです。

デザイナーという仕事を続けていくためにはお仕事をさせてもらい続けることも大事なことだと思っています。そのために、たまにふと思い立って新しいお取引先の開拓をするのですが、今がまさにそんな気分の時で。いくつかご連絡し、またその中のいくつかのところから、次に繋がりそうなご返答をいただくことも出来て『ありがたや〜』と心の中で小躍りしています。

ただ、そういった明るいお返事をいただけたからといって、すぐに実際のご依頼が来るかというとそうでは無い場合の方が圧倒的に多いです。『たくさんのお取引先に声をかけたら、たくさん依頼が来ちゃってパンクするかも…』といった前向きすぎる危惧はほとんど妄想で終わるということが経験上わかって来ましたので、気になるところには積極的に声を掛け続けていけたらなと思います。

私の場合、会社員デザイナー時代の90%を社内で過ごしていました。デザインに関わることはもちろん、その他には掃除、お茶汲み、先輩同僚後輩への叱咤激励、同部署の人たちと円滑に過ごすための社内でのリフティング練習(アカン)などしかして来ず、いわゆる営業活動というものを会社員をしていた約12年間の中で経験することはありませんでした。基本的には人見知りで、打合せへの同席も極力避けながら過ごして来たので【経験させてもらえなかった】というよりは自ら【経験することを選ばなかった】ように今では思ってます。もったいなかったですね。

個人事業主としてデザイナーをすることも喜び勇んで選択したわけでは無く、会社を辞めて体育座りして過ごしていて気付いたらこうなっていたという状況で。それでもなんだかんだと7、8年も続けては来れたので、あれだけ『自分には絶対出来ない』と頑なに思っていた営業活動への苦手意識も少しは緩和して来たかも?とようやく思えるようになりました。

まだまだアップデートしていかなきゃいけないとは思いつつ、個人でデザイナーという職業をし続けるために考えていることや自分の売り込み方、依頼者さんとの接し方などを、自分自身の頭の中の整理のために書き留めておこうと思います。

どんなデザイナーを目指したいのか

目指したいデザイナー像もいろいろあると思います。『より多くの人に名前を知ってもらえるようなデザイナーになりたい』だったり、『国家プロジェクトにデザイナーとして関わりたい』だったり、『身近な顔見知りの役に立てるデザイナーでいたい』など、デザイナーをし続ける目的が違うと、この先読み進めていただいても時間を奪ってしまうことになると思うので、私のスタンスをまずは記載しておこうと思います。

・例え1人になっても不自由なく暮らせる収入を維持できること。
・自分の手の届く範囲の人の役に立てることを優先したい。
・万人に名前を知られることは求めていない。知る人ぞ知る的な方がカッコイイと思っている(中二病)
・ただ、指名で依頼をいただける機会は増やしていきたい。
・『手が速いから』では無く、『良いデザインだから』という理由での依頼を増やしていきたい。
・指示通りに進めることよりも、自分の頭で考えたことを提案できる機会のある仕事をしていきたい。
・費用や納期なども含めて、依頼に関わるあらゆることを相談し合える間柄でいてくれる方と関わっていきたい。
・インボイスなどの心揺らぐような制度が始まっても、契約を続けていただけるようなデザイナーでいたい。

上記にあまりピンッと来ない方は、ここで回れ右してご自身が共感できそうな方の記事を読むことをオススメします。

【自分の出来ること/出来ないこと】を把握しておくこと

仕事として依頼をいただき続けるためには【今の自分が自信を持って提供出来ること】を積み重ねていくしかないと思います。少額だろうと大金だろうとお金をいただく以上はプロなので、『求められたもの』を『約束した期日までに納品』することが最低ラインです。

ですので、『ちょっと頑張ったら出来るかも…』な依頼を請ける際は慎重に検討してからが良いかなと思います。やり始めたら意外に出来たってことももちろんありますが、会社員とは違って難しかった時にサポートしてくれる人は基本すぐ近くにはいません。絶望を味わいます。

そうならないように自分の苦手なことが得意なデザイナー仲間を見つけておくのもいろいろ出来ることの幅が拡がって楽しいですが、お互いに信頼してお願い出来る人と出会って仲を深めるには時間もかかります。その時間で自分自身のスキルアップのための勉強をすることも出来るし、体力温存のために寝ることも出来るし、選択肢はいろいろあるので、【何に時間を使うのが自分にとって心地良いのか】を見極めながら、行動していくのが良いのかなと思っています。

【続けられるようにすること】が第一優先

花火のようにパッと大きく咲いて…とか、誰よりも高みを目指して…といった生き方が出来る人はとても素敵だなぁとは思っていますが、私には向いていないことを段々と自覚して来ました。

石橋を叩きまくって結局渡らないといった性格をベースとしては持っているので、仕事でもプライベートのことでも【ぬるぬると長く続けられるように整えること】を大事にしながら、手を付けること、自分はやらない方が良いことを取捨選択しています。
カラダ自体は丈夫な方だと思いますが、精神が崩壊すると生物としての活動を全て終えたくなるので、出来る限り気持ちを凪の状態にして過ごせるように、【自分の気持ちにしっくり来るかどうか】を判断基準としながら日々過ごして来ました。

確か今よりも若かった時には『何でも出来るデザイナーになりたい!』といったキラキラとした志を小脇に抱えていた時代もありましたが、苦手なことを強化するために時間を使うよりも、得意なことを少しずつ積み重ねていった方が信頼を得られやすいこと、その信頼を積み重ねることで結果的にいろいろなことを任せてもらいやすいことが最近ようやくわかって来ました。だいぶ時間がかかりましたね。

なので、周りに自分よりも得意そうな人がいれば積極的に頼ります。ただ、そこに関しても石橋を叩きまくるので、頼る相手は慎重に見極めようとは思っています。私の周囲にいてくれる人たちは、気持ちに余裕のある人が多く、とても恵まれているなぁとは感じているので、笑って許してもらえる範囲に収まれば何よりですが、私のことを信頼して関わってくれている人に迷惑がかかることを避けられる選択をすることも、長く続けていくためには必要なことと思っています。

自分が【役に立てる機会の多い場所】がどこなのかを考える

現在お仕事としてやり取りさせていただいている方々は主に、施工会社さん、広告代理店さん、デザイン会社さん、印刷会社さん、事業を行われている個人の方&会社さん、個人店のオーナーさん、作家さんなどなど…よくよく考えてみると様々な属性の方と関わらせていただいているなぁと思います。ありがたや。

デザインという仕事を必要としている場所ってどこだろう?と考えて思い付かなかった時の1つの方法として、ランサーズやクラウドワークスなどのクラウドソーシングサイトを覗いて見るということをすることもあります。そこには事業のためのデザインを作ってくれる人を求めている方がわんさかいらっしゃるので、気になった案件相談者のプロフィールを覗きながら【自分はどこに声を掛けたら仕事に繋がりやすそうか】をリサーチするためにサイト登録しています。

役に立てる機会の多さで言うと、私の場合はデザインを商品として事業をしている施工会社さん、広告代理店さん、デザイン会社さん、印刷会社さんなどの法人さんに圧倒的に軍配が上がりますが、こういった法人さんからのご依頼の場合、エンドユーザーである大元の依頼者さんとの直接のやり取りが難しい場合が多く、本当に求められているデザインを届けられているのか少し不安になることもあります。また、提案するデザインに関すること以外でも、予算やスケジュールの調整もお取引先の担当者に委ねるしかないことが多いです。

その点、個人で事業をされている方やお店のオーナーさん、作家さんなどは、デザインを必要としている方の発する言葉で想いや解決したいことを直接聞くことが出来るので、より相手に寄り添った提案がしやすいように感じます。コンスタントにご依頼が来るかどうかはお相手次第ですが、デザインデータだけを納品して終わりなだけでなく、印刷などの実物の製作のことまで考えられる機会も多く、ご依頼の最初から最後までを見守れる立ち位置でいやすいことも多いです。

どんなご依頼者さんの場合でもそれぞれに楽しいことも大変なことはあります。どちらかにターゲットを絞るという選択肢もありますが、私の場合はいろいろな属性の方と接することで、自分自身の視野も拡がっていくように感じているので、これからも様々な方とお仕事が出来るように頑張っていきたいなと思います。

依頼者が【何を求めているのか】を読み取る

空間のデザインを求めているのか、グラフィックのデザインを求めているのか…といった物理的な求めているものへの対応はもちろん必要ですが、それと同時に【デザイナーとしての立ち位置】を依頼者さんにとって適切なところに保ち続けることも重要だなと考えています。

依頼者さんが求めているデザイナーの立ち位置については、大きく分けて下記の3つがあると思います。

①デザイナーに前から引っ張ってもらいたい。新しい視点を教えてもらいたい。
②デザイナーに横にいてもらいたい。依頼者と同じ目線で伴走してもらいたい。
③デザイナーに後ろから支えてもらいたい。背中を押し上げてもらいたい。

完全に希望が分かれている方もいれば、案件ごとにその立ち位置が変わる場合もあるので、上手くそこを嗅ぎ分けて柔軟に対応できる嗅覚も長く続けるには必要なのかなと感じています。

どんな依頼者さんの場合でも【人は気分良く過ごすためにお金を払っている】ということを忘れてはいけないなと思っています。自分が何かの物やサービスにお金を払う時もそうですが、気分悪くなることにお金を払いたい人はいないので、心地良い関係性でいられるように努めていけたらなと思います。

ただ、依頼者さん『だけ』デザイナー『だけ』が心地良く過ごすのには違和感があります。あくまでも【対等な関係性を保てること】は前提の上での振る舞いをすることも重要だと感じているので、【自分はどの立ち位置で関わることが心地良いことなのか】は、予め考えて忘れないように自分の心の中に持っておいた方が良いのかなと思います。時には言葉でそのスタンスを伝えることも必要な時もありますが、出来れば行動でそれを伝えていけるように私もし続けて行けたらなと思っています。

自分にとって【何が大事なのか】の優先順位をつけておくこと

これはとても簡単な選択肢ですが、自分にとって【お金が大事】なのか【時間が大事】なのかを心に決めておくのも重要なことだと思っています。ただ、軸となる優先順位は決めておいても、その時々の状況によっては優先度の割合を柔軟に変えられるようにしておけるとより良いのかなと感じてます。

お金も時間も生活していくにはどちらも欠かせない要素です。なのでバランス良く摂取出来ていないと『なんでこんなに満たされないのだろう…』と、心の栄養素が偏って沼にハマってしまうのかなと。健康に生きて、お仕事もし続けるためには、自分にとって最適で柔軟なバランス感覚を身につけていけたら良いのかなと思います。

そのバランス感覚を身につけるためには【自分で決めること】を忘れないようにし続けることが良いと感じています。誰かに自分の行動の決定権を委ね続けてしまうとこの感覚は育ちづらいので、日々の暮らしの中でも【これは私は好き/こっちは私は嫌い】を、最初は何となくでも良いので、直感で考えながら過ごしていくことが大事かなと。もう少し慣れて来たら、【なぜこれを私は好き or 嫌いだったのか】を自分の言葉で表現出来るようになると、自分にとって心地良いバランス感覚が馴染んできて、何かを決めることへの心理的負担が少なくなって来るのかなと感じています。

一喜一憂し過ぎないこと

最初にも書きましたが、『ぜひお取引しましょう!』とお返事が届いたとしても、実際の依頼をいただけるまでにはさらに時間がかかることの方が多いです。そこはタイミングもあるので『あんなに前向きなことを言ってもらえたのに…!』と、片想いをこじらせる前に、気長にのんびり待てるだけの胆力を自分自身に身につけることも大事だなと思っています。

自分にとっては【どストライクな意中の相手】だったとしても、お相手にとっては【数ある外注先の1人】という場合がほとんどです。いつか一緒にお仕事出来ることを夢見ながら、日々のタスクや他のお取引先へのアプローチなども引き続きし続けることが精神安定上も良いのかなと。

その最中には気付けなかったけれど、【必要以上に考え過ぎちゃう時=行動が伴っていない時】だったなと、時間が経って振り返れる余裕の出来た今ではそう思っています。気になることを完全に忘れることは出来そうも無いのなら、まずは頭の中のちょいとはじっこの方に置いておくことを意識して、その他に手のつけられそうなところからやってみたり、よく食べよく寝たり、趣味に勤しんだりと、考え込んでしまう時間を少なくするための行動を取ることも大事なのかなと思います。

1つのご縁に固執し過ぎないこと

いざ、ご依頼をいただきやり取りが始まってみると、依頼者さんそれぞれに様々なペースがあることがわかります。1回限りのご縁であればそれほど気にはしなくても良いのかなと思いますが、長く関係を続けたい場合は、自分が疲れてしまわないペースを保てる依頼者さんを見極めていくことも大事だなと感じています。

例えばですが、私が気にするポイントはというと…

①メールへの返信が1〜2日以内にあること(定休日や何か事情がある場合を除く)
②スケジュールの調整に関しては当日中にもらえること。
③約束した期日までに問題なく費用が支払われること。
④費用やスケジュールなどの相談も聞いてもらえること。
⑤明確な理由なく、こちらに落ち度があるように扱われること。

上記のことをしてもらえない依頼者さんの人生の中では私の優先度は低いと思うので、こちらから距離を取るようにしています。時間は有限なので、自分にしっくり来るリズムを保てるような関わりに整えることも時には必要だと考えています。

お金の切れ目が縁の切れ目

経理に関することに対して、壊滅的に気が回らない依頼者さんも少なくないことを経験上感じています。

法人さんからのご依頼の場合、納品後に即お支払いいただけることの方が少なく、月末締めの翌月払いなどの掛け払いであることがほとんどです。納品し終わると気が緩んで忘れがちになるのですが、支払い期日を過ぎているのに入金されていないことも稀にあります。支払いが無いことを伝えるのは気が重くなりますが、毅然とした態度で伝え続けていると、その気が重いという感情も和らいで来るので、いろいろ経験だと思いながらこれからも頑張ろうと思います。

また、『実績や経験になること』を対価として無料でデザインを提供することを求められることもありますが、提供したデザインによって依頼者は利益を得ているのにこちらが1円もいただけないことには違和感があるので、私の方からそうしたいと思った時以外の相手側からの無料のご相談には乗らないようにしています。

勝ち負けの意識を持ちすぎないこと

勝ちにばかりこだわってしまうと自分にとっての良い変化を見逃してしまうことが多いように感じます。聞こえの良い言葉以外は拒絶したくなってる時はちょっと危険。

負けることでしか受け取れない経験もありますし、むしろ負けた時の方が得られることが多いようにも感じています。それでもどうしても何かと戦いたい場合は、戦うべき相手は本当は誰なのかを考え直すことも必要なんじゃないかなと思います。

自分のことを卑下し過ぎないこと

『自分はまだまだだから…』と少しでも心の中で思っていると全ての言動にその気持ちが現れます。そして不思議なことに、その漏れ出た感情を敏感に察知するのが上手な方の良いように扱われてしまうことも多くあります。その渦中にいると自分では気付きづらいことでもあるので、悶々としたことを気軽に相談出来る相手を見つけておくのも、長く仕事を続けるためには必要なことです。

その相手というのも出来れば毎回同じ相手ではなく、複数人いると負担をかけ過ぎないと思いますし、そこからまた新しい見え方も知ることが出来て、自分の視野が広がっていくようにも感じてます。そうやって素の自分を出せる相手とのやり取りを重ねる中で、仕事の営業活動にも活かすことの出来る【目の前の相手との適切な距離感】の感覚が身についていくようにも思います。

だからといって凡人の1人であることも忘れないこと

『私って天才!特別な子!』と、落ち込みそうな時に自分を鼓舞する分には良いのですが、周りから見たら案外そうでも無いことも多いです。そうやって自信を持つことで得られる栄養もあるので全てがダメでは無いですが、恥ずかしい人にならないように、こっそり自分の心の中だけで思うのに留めておこうと思っています。

デザイナー馬鹿にならないこと

先日見ていたTV番組で俳優の豊川悦司さんが『役者バカにならないこと』と先輩に助言してもらったことを今でも大事にしていると話していて、これは私のようなデザイナーにも言えることだなと感じました。

使用しているソフトのすごいテクニックを覚えたり、様々な素材についてや印刷方法を学んだりなど、デザインに関する技術や知識を高めていくことも必要ですが、知識を得ることにばかり時間を使い過ぎてしまうのはちょっと違うんじゃ無いのかなと私は考えています。私の場合だけかもしれませんが、実際の仕事現場で使う技術のほとんどは初歩的なことの応用であることが多く、自分にとって特別には感じていないけれど、依頼者さんにとっては新鮮に感じてもらえた…といった場面もよくあります。

デザインという仕事は、依頼者さんがいて初めて成立する職業です。
いろいろな職業やいろいろな立場を出来る限り経験し、当事者になることでしかわからない感覚や本音を知っていくことにも時間を使うことで、地に足の付いた提案が出来るようになるのだと思います。これから依頼を請けていきたい業界があれば、バイトなどででも実際に働いて体験してみるのも良いのかなと思いますが、様々な方とざっくばらんに雑談する機会をつくることでもある程度は補えるのかなと感じています。

依頼者さんが伝えたい想いを表現するのに、デザイナーの自分が覚えて来た技術や知識を掛け合わせることが出来たら、こんなにも嬉しいことは無いので、経験することに使う時間は、これからもバランス良く摂取していけたらと思っています。

また、口頭でもメールの文章でも、やり取りをする際の言葉は選びながら使用しています。誰と接する時でも業界内だけでしか通じないような言葉はなるべく使わず、極力は一般的に広く使われている言葉だけで会話するように心掛けています。その言葉が持つ意味を越えて、より良く聞こえ過ぎてしまうことは時として危険なので、自分が伝えたい温度感で相手にも伝わるように気をつけていきたいところです。

営業といっても、人と人とが関わることに変わりはないこと

『営業』という言葉を聞くだけで『ウッ…』と怯みがちになりますが、要は依頼者さんと自分が心地良く過ごせることを積み重ねていくことなんだと思います。自分が関わりたいと感じた人とは末永くやり取り出来たら幸せなので、目の前の相手との適切な関わり方をこれからも楽しみながら学んでいけたらと思っています。

最近は仕事だけど仕事だけじゃないような、プライベートだけどプライベートだけじゃないような…といった感じで、その境界線が曖昧に感じるような依頼者さんや友人が個人的には増えて来たように感じています。人によってはしっかり切り分けたいということもあるとは思いますが、私の場合はこの曖昧な状態の方が自分の人生を楽しめているような気がしていて心地良いので、個人でデザイナーを続けて来て良かったな、これからももう少し続けてみようかなと考えています。


本音を言うと、今でもデザイナーという仕事が向いていたのかどうかわかりません。便宜上その呼ばれ方を受け入れてはいますが、横文字な言葉に苦手意識があるので、デザイナーと呼ばれることにもまだちょっと慣れていない感覚もあったり。めんどくさい人間ですね。

このままデザイナーを続けた先に何があるのかはわかりませんが、自分の気持ちに嘘の無い、しっくり来ることを見定めながら、私にとってのより良いデザイナー人生を少しでも長く続けられるように過ごしていけたらなぁと思っています。

こうやって書いてみると、他のデザイナーさんや、デザイナー以外でも自分の仕事とちゃんと向き合ってる人の話を聞きたくなって来るものですね。これを読んでくれた方のお話も機会があればぜひ。

それでは、ぬるぬると生き続けられるよう、これからも楽しみながら頑張ります。

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