こんにちは、空間デザイナーのナカザワフミです。
先日からとある企業さんの新サービスに関する案件に参加させてもらえることになり、プロジェクトメンバーの方たちとやり取りをさせてもらっています。
当初から『急ぎでリリースしたい』という旨を聞いていたため、依頼を受けたネーミングとロゴデザインをスピード優先でお出ししていました。
とにかく時間がなかったので私が出した案の中から選んでもらう形式で話は進んでいたのですが、どことなく全員がしっくりいっていないような違和感を感じながらの進行となってました。
何度かヒアリングを重ねてはいたものの、担当者さんが思う『解決したいこと』を叶えるための最適解が『新サービスの立ち上げ』ではなく、別な方法が良いような感覚がずっとあり…そのことについて質問しても『急ぎでリリースしたいんです』という返答しかもらえず、そのまま進めることに。
結果、上長のOKが出ず、どうしたら良いのかとプロジェクトメンバー全員が悩むだけで答えが見えない雰囲気のままの打合せを終えた後に深呼吸しながら少し考え、口頭では伝えられなかったモヤモヤを文章にしたため、やり取りを進めていた Slack(チャットツール)に投稿しました。
立場的には私は他のメンバー(クライアント企業の人たち)と違って外部の人間。
そして投稿した文章は、危機感を感じてプロジェクトの進行を止めるための内容。
『外部の人間が口を出すな』と嫌悪感を抱かれても仕方がない。でもこのまま進めても『誰も幸せになれない』と感じてしまったので、素直にそれを伝えました。
投稿後すぐ、プロジェクトメンバー全員がその内容を読んでくれて『こういう議論がとても大切ですね。ありがとうございます!』と言っていただけました。
流れに身を任せて言われたことをやっているだけの方が良いのかもしれないけれど、それでは私がこのプロジェクトに参加した意味はないし、モヤモヤを抱えたままの関係は長くは続かないことを過去にも度々経験してきたので、伝えることが出来て良かったのかなぁ…うーん…と、いろいろと考えさせられる出来事でした。
とはいえ、ネガティブな内容にも耳を傾けてくれる方々だったので有難い。
仕事であれプライベートであれ、良いことも悪いことも伝えあえる仲でいられることが健全な関係性だと思うので、関わってくれる人にはヤイヤイ言うことも多々あると思いますがご了承ください。