チーム戦っていいよね(リーフレット編)

チーム戦っていいよね(リーフレット編)

こんにちは、空間デザイナーのナカザワフミです。
先日無事に納品が終わったリーフレットの制作について今日は振り返ってみようと思います。

今回の依頼主である『ジンノユーイチ税理士事務所』の神野さんはこちらの方です。

ナイスな笑顔

見ての通りのキレイさっぱりとした若ハゲですね。
世の中の大多数の若ハゲをお持ちの殿方は、何人たりともバレないように隠したい部分であることと思います。たぶん。

しかしこちらの神野さん。とある本と出会ったことで、この髪の毛コンプレックスを見事に克服。むしろ武器としてこの『若ハゲ』をトレードマークに掲げながら税理士業を営まれております。

『税理士』と聞くと何故だか少し壁を感じ、簡単には近寄りづらい感情がふつふつと沸いてしまう人は私以外にも多いはず。そんなイメージを払拭したいと考えている神野さんは最強の武器『若ハゲ』と共に、ついなんでも話したくなってしまうような親しみやすさを抱かせてくれます。

私自身も仕事をしていて『もっと早く言ってくれれば手伝えたのにー!』と思うことも多々あり、なるべく話しやすい存在で居続けられる関わり方を考えながらこれまで過ごしてきました。
とはいえ依頼者さんの意見をまるっと受け入れるのではなく、対等に話し合える関係性をつくることも心掛けて来たので、神野さんのホームページやブログで発信されている考え方にも共感する部分が多く、今回ご依頼いただけたことをとても嬉しく感じてました。(ただ、私、毛量は多いんだ。そこはごめんなさい←)

そして素敵なリーフレットに仕上げるために、今回はライティングとイラストの部分をまるっとお任せすることに。こちらの頼れるおふたりにも制作に加わってもらうことにしました。



まずはライティング担当。お願いしたのはタニシタユカさんです。

2人のかわいい子供たちのお母ちゃんでありながら、普段はパラリーガルとして法律事務所に勤めているタニシタさん。
クスッと笑える文章からピシッと背筋の伸びるような文章まで、対象となる人やモノの雰囲気に合わせた書き方を提案してくれる、とても頼れるライターさんです。

今回も神野さんのホームページやブログなどをよく読み込んだ上で、掲載したい内容に添った口調を提案してくれたり、お願いせずともいくつかパターンを出してくれたりと、終始柔軟に対応していただき、とてもスムーズにやり取りを進めることが出来ました。

文章を書くこと自体は誰でも出来ることではあるけれど、『依頼者の想いを汲み取って、適切な言葉で整えていくこと』は容易なことではありません。
やり取りさせてもらっていた資料にも完成した文章だけでなく、『どんなことを考えてこういう風にまとめたのか』の詳しい説明書きまで記載してくれていたので、返信が返ってくる度に『なるほどなー!』と、私自身もとても勉強になりました。

プロのライターさん、本当に凄い。



そして続きましてイラスト担当。こちらは伊津野妙子さんにお願いしました。

仮面ライダーや戦隊ヒーローなどの衣装デザインも手掛けたことのあるイラストレーターさんです。
絵が上手いことはもちろんだけど、選ぶ仕草、視線、モチーフ、背景、色などなど…その絵を構成する要素全てに意味を感じる表現の出来る方で、今回のやり取りの中でも私が伝えたフワッとしたイメージを的確に表現していただき、その度に『もう私の口からは何も言うことはない』と心の底から思っておりました。

例えば表紙部分のイラスト。
ビフォーアフターでご覧いただくとこのように変わりました。

左側が伊津野さんへ依頼をする時に私がつくったイメージで、そのイメージを受けて再検討してくれた結果が右側のイラストです。

最初の打合せの際に『神野さんの愛嬌の良さを伝えるために、この次のページから覗いているようなイラストにしたい』と私からのざっくりとしたイメージを伝えると、『このリーフレットを建物に見立てて、ドアを開けて迎え入れているようなストーリーのイラストにしてはどうか?』と提案してくれました。
この提案を聞いて『めちゃくちゃわかりやすい!!!』と即答でOK。説明のために吹き出しをつけるという逃げをしていた自分を殴りたい。イラストだけで伝わる表現をポンッと提案してくれるのはさすがだなと感じたやり取りでした。

プロのイラストレーターさん、本当に凄い。



そんな強力なおふたりの力をお借りしたからにはしっかり仕上げたいと私も気合いが入ります。
神野さんの『親しみやすさ』や『信頼、安心感』を、初めてリーフレットを手に取った人にも感じてもらえるように…

 ・ページをめくりやすいように表紙部分の幅を少し短く制作。
 ・次に見て欲しいページへと誘導できるように、イラストの顔の向きを選択。
 ・フォントは親しみと柔軟な対応のできる軽やかさを感じる丸みのあるゴシック体をメインに使用。
 ・色は安心感と清潔感を感じるように。
 ・ご挨拶文の最後には、やっぱり神野さんの直筆サインよね。
 ・信頼感のある新聞風デザイン、だけどあまり堅くなり過ぎないように。
 ・イラストと写真の量のバランス。
 (顔が見えた方が依頼の際の安心感には繋がるけれど、写真ばかりになるのもまたイメージ変わるので…)
 ・あたたかみを感じる手触りのある用紙をチョイス。

…というようなことを今回はルールとして頭の片隅に置きながらデザインをまとめていきました。
依頼主によってこのデザイン上のルールは微妙に変えてます。ご本人の求めているものだけでなく、打合せで話している時に感じた雰囲気なども含めて考え、どうアプローチするのが依頼主にとって最適なのかを判断し進めていきます。



度々の確認依頼にもスムーズに対応していただいた神野さん。
タニシタさん、伊津野さんも終始段取り良く進めてくれたし、私の考えの及ばなかった部分まで逆に提案もくれて助けていただいたので、私はなーーーーーんにも心配なく自分のやるべきことに集中でき、とても楽しみながら制作することが出来ました。

そんなわけで、ジンノユーイチ税理士事務所リーフレットは無事に完成!

いい感じ(自画自賛)

先日無事に神野さんの手元に届き、『イイものが出来てとても嬉しいです』との感想もいただけてひと安心。私もとっても嬉しかったです。
このリーフレットでこれからもっともっと神野さんのお仕事が発展していくことを願ってます。

この度はご依頼いただきありがとうございました!
また、ご協力いただいたおふたりも依頼を引き受けていただき、どうもありがとうございました!

頼れるパートナーとして伴走してくれる税理士さんをお探しの方は、こちらのリーフレットを見かけたらぜひ手に取ってみてくださいねー!


▼今回のクライアントさん

ジンノユーイチ税理士事務所(ホームページブログTwitterインタビュー記事


▼協力をお願いしたライターさん&イラストレーターさん

ライター:タニシタ ユカさん(Twitter
イラストレーター:伊津野 妙子さん(Twitter

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