| クライアント：株式会社さくら印刷様（ホームページ／Instagram／Twitter）
| 担当業務：デザイン
千葉県茂原市の印刷会社・さくら印刷様からのご依頼で、株式会社修美工業様のパンフレット制作のお手伝いをさせていただきました。
今回は以前に制作されたパンフレットのリニューアルのご相談でした。
今後もより積極的にクライアントとなる行政機関様へとアプローチしていけるよう、修美工業様が取得している特許技術の紹介や、その技術を活用した事例などが伝わりやすいよう全体を再構成し直し、表紙も含めて全8ページの会社案内のデザインをさせていただきました。
ページ構成、ライティングなどの全体のディレクションはさくら印刷様が担当してくださり、私は各ページのデザインを担当しています。
並行して制作されていたプロモーション動画の内容とも連動させながら、全体のデザインを検討。お打合せを重ねる中で修美工業様にしか出来ない技術をいくつも伺うことが出来たので、それらの強みをよりわかりやすくクライアント様へと伝えられるように、各ページの内容を整理しながら進めていきました。
その強みの1つに『300mの長距離の橋の施工が可能なこと』がありました。日本国内では数社しか出来ないその技術力の高さをまずは感じていただくために、用紙の向きが横長となるデザインを採用し、一直線に繋げて長さをアピールした橋の写真を表紙〜裏表紙にかけてレイアウトしました。
安心と信頼に繋がる清潔さを感じていただけるよう、ベースカラーには白を選択。凛とした頼もしい印象もプラスするために、メインのフォントには明朝体を用いました。
中面には情報をギュギュッと詰め込んでいきましたが、伝えたい想いがしっかりと伝わるようにと、適度に余白を設けながらメリハリをつけてデザインしていきました。
表紙と同様に白をベースとし、ポイントカラーとしてコーポレートカラーのブルーと、特許技術と関連させたエコを感じるグリーンを取り入れています。パンフレット全体のトーン&マナーを守りながら、各ページの内容に合わせて情報をレイアウトしていき、最後まで飽きずに読み進めて理解を深めていただけるよう、さくら印刷様とのご相談を重ねながらデザインを進めさせていただきました。
これまではチラシや三つ折りリーフレットなどのページ数の少ないもののデザイン制作が多かったもので、ページ数が増えた時に、どんな順番で、どのような配置で要素を落とし込んでいくと伝わりやすくなるのだろうか…と、この1冊の中で表現できるストーリーを考えていく工程もとても楽しかったです。
情報は多くても少なくても混乱してしまうことになり兼ないので、バランスとメリハリを大切にしながら、伝えたい情報量に合わせた最適な形でのご提案を今後もしていきたいと改めて感じました。